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舗道部
2012年入社/環境・建築学部 環境土木工学科 卒
事務所にて本日の作業内容、人員を確認。現場で安全指示などを実施。
作業員とのコミュニケーションをとりながら現場の雰囲気づくり。
現場での工事写真記録や測量など。
午後の作業確認。
工事写真の整理や次の日の作業について必要な書類を作成。
翌日の作業の段取りが終わり次第、帰宅。
キャリアステップ
舗道部の仕事は国道や県道などの維持工事がメインです。傷んだアスファルトを取り除き、新しいアスファルトを敷き直すのが主な仕事です。道路の補修は利用者に不便を掛けないよう、通行量の少ない時間を選び、短期間で仕上げるのが基本です。ですから現場に投入される人数は、通常の工事に比べかなり多くなります。私は大学で土木系を専攻していたので、舗装は未知の分野でした。しかし現場の責任者として、熟練の職人さんたちに指示を出し、仕事を進めなくてはなりません。最初はとまどいもありましたが、先輩や職人さん達に教えてもらいながら、3年目には工事の責任者である現場代理人として工事に従事しました。また、災害時には道路の維持・確保は何よりも優先されます。私たちは地域の皆さんの生活を支えていると、誇りを持って仕事を行っています。
仕事をとおして地域のみなさんから感謝されるところが、この仕事の喜びのひとつです。工事期間中、近所の方がコーヒーや漬物などを差し入れて下さるんですよ。「一服しませんか」って。舗装の仕事は時間との戦いという部分があり、上手に休息をとれないことがあります。そういう時にはすごくありがたいですね。ご近所の方が椅子や机まで出して下さることもありました。あまりのんびりもしていられませんが、住民の方とのコミュニケーションも大切。工事で一時的にであれ、ご迷惑をお掛けしているのに、暖かく迎えていただいて感謝しかありません。
地元の企業ということで、小さいころから植木組の名前は身近でしたが、仕事として意識し出したのは2度の震災を経てですね。特に新潟県中越地震(2004年)の時は地元で学生をしていて、電柱が目の前で倒れるのを目にしました。道路もガタガタになり、正直、絶望というか、無理だろうなという気持ちでいっぱいで。けれど、道路は一晩で直っていたんです。今から思えば、車が一台通れるだけの簡易的な補修です。しかしそれがないと自衛隊も入ってこられません。そのときに、現場で奮闘する植木組社員の姿が頭に焼き付きました。
最近、体重が増えたこともあって、体力作りも兼ねた登山に出かけます。山を登りきるということは大変なことですが、登りきった後の達成感は格別です。仕事でプロジェクトを成し得たときの気分と一緒かもしれませんね。その後のビールが格別なのも一緒です(笑)。